特定の男子だけが恐い対人恐怖症の原因と克服方法

特定の男子だけが恐い対人恐怖症の原因と克服方法

■対人恐怖症とは?

対人恐怖症は、自分が周囲からどのように見られているのかを過剰に意識するあまり、人との接触に不安を感じ、やがて人との接触を避けようとしてしまう症状のことです。通常、職場や学校など継続性があり、かつそれほど密な関係ではない相手に対して発症するものであり、両親や兄弟、祖父母といった「何があっても受け入れてもらえる」ような相手に対しては発症しません。

 

対人恐怖症というと赤面症や吃音症のような、目に見えてそれとわかる症状を発症すると思われがちです。しかし一見普通に相手と会話ができているように見えても、実は話す内容や話し方、細かいしぐさに至るまで少しでも相手に変な印象を与えないようにと過剰に緊張しているのです。やがて症状が悪化すると相手とのコミュニケーションの取り方が分からなくなってしまったり、話しかけられると頭が真っ白になってしまい言葉が出てこなくなってしまったり、赤面や大量発汗、吃音といった目に見える症状が現れるようになってきます。そうなると、そういった状態の自分を周囲にみられることを恥ずかしいと感じるようになり、より症状が悪化するという負のスパイラルに陥ってしまうのです。ここまで来てやっと周囲からも、自分でも対人恐怖症なのかもしれないという疑いが生じるようになることもあります。

 

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■対人恐怖症の克服法

対人恐怖症は社会生活に影響を及ぼすものでもあるため、一刻も早く治療しなければと焦ってしまうこともあるでしょう。しかしそれではかえって症状を悪化させ、克服を困難なものにしてしまう恐れがあります。まずは、ムリに人の輪に入ろうとせずにマイペースに過ごすよう心掛けることが大切です。

 

イメージトレーニングも有効です。自分が人と楽しく会話をしている光景、大勢の前で堂々とスピーチをしている光景を繰り返しイメージするといいでしょう。目の前で会話している人々の輪の中に自分が混ざって会話していることを想像してみるのもいいでしょう。こうしたトレーニングを繰り返しているうち、とっさに話を振られたときに自然に言葉を返すことができるようになるでしょう。そうすれば自信がつき、少しずつでも恐怖症の症状を和らげることができるはずです。

 

■特定の男子だけが怖い対人恐怖症

対人恐怖症というと不特定多数の相手に対して発する症状だと思われていることが多いのではないでしょうか。確かに多くの場合、「人そのもの」に対して苦手意識を感じるものですが、中には特定の相手にたいしてだけ恐怖を感じ、それ以外の人々に対しては全く正常に接することのできる対人恐怖症もあるのです。

 

特定の相手は個人の場合もありますが、対象が比較的広いケースもあります。たとえば、特定の男子であっったり、声の大きな男性であったり、派手な外見の女性であったり、先輩や上司という関係性の人であったり、年上の女性全般であったり、といった具合です。人によってどのようなタイプの人に症状が現れるかは異なります。一見恐怖心を抱かれにくそうな声の小さな男性であったり小柄な女性であっても、そういったタイプに恐怖を抱くケースもあるのです。

 

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特定の相手だけが怖い対人恐怖症の場合、一般的な対人恐怖症と比べれば暮らしやすいのではないかと思われがちですが、恐怖を抱く対象がごく身近な人物であれば日常的に辛い思いをすることになりますし、それ以外の人に対しては普通に接することができるため、周囲や自分でも症状に気づきにくくなってしまいます。

 

■特定の相手にだけ発症する対人恐怖症の原因

なぜ特定の相手にだけ対人恐怖症が発症するのか、その大きな原因は過去の経験によるトラウマです。

 

恐怖の対象の相手と過去に大きなトラブルがあったり、ひどく傷つけられたりといった経験があり、その相手と対することで当時の記憶が甦り、反射的に対人恐怖症の症状があらわれてしまうのです。

 

小学校の頃特定の男子からいじめにあっていたり、大勢の前で上司からひどく叱られたりという経験がある場合に、その男子や上司全般が苦手になってしまうことがあります。また、その当時自分ではそれほど傷ついたり恐怖を感じた意識はないものの、実は無意識下ではひどく傷ついたり恐怖を感じていたという場合や、そういった出来事自体を忘れてしまっている場合もあります。しかし脳には無意識下で感じた感覚や記憶がしっかりと刻まれており、自分では意識せずに恐怖感を抱いてしまっているというケースもあるでしょう。

 

特定の相手にだけ発症する対人恐怖症は、その原因がはっきりしているケースが多いため、克服にかかる時間も一般的な対人恐怖症に比べて短くて済むケースが多くなっています。原因が無意識下のものであったり忘れてしまっているものであったとしても、それを意識したり思い出すだけで症状を克服できる場合もあります。そのため、まずは自分が対人恐怖症であることに気づくことが第一歩なのです。

 

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基礎知識 男性恐怖症の症状 治療法と克服法